ツールドおきなわ 2018 チャレンジ50㎞ Under39 レースレポート
今年もツールドおきなわのエントリーが始まりました。
やはり、一番人気は100㎞の40歳以上で8月1日12時のエントリー開始で、数時間で埋まってしまうほど人気です。昨年は30分ほどでいっぱいになってしまったのでは?というほどで、今年はエントリー費用の値上げもあってか他のカテゴリーはすぐにはいっぱいになっていませんでした。
さて、昨年のレースを振り返って、初心者入門といわれる「ツールドおきなわ50㎞チャレンジレース」のレースレポートを書きたいと思います。カテゴリーはUnder39です。
2018年11月11日
スタートは 7:45
40歳以上のカテゴリーの次である。
気温は19度。天候は晴れ。7時台なので、まだそこまで暑くなってはいない。
最初は本部半島の西海岸線の平地を突き進んでいく。
約20㎞沖縄の青い海を左手に見ながら、約40人の集団で進み、時速は35~45㎞。
中にはパラリンピック選手の木村潤平選手も交じっており、ハンドバイクで直線で先頭をひくなどのアピールも見せてくれていた。
約20㎞進むとファミリーマートを左折し(その後、路面が痛んでいる部分があるので注意)、下った後は2か所ある登りの1か所目「水族館坂」が出てくる。
1.2㎞ 45m upの平均斜度3%の登りだ。
ここで、登れない人たちは千切れていき、集団は縮小。10人ほどまでに減った。
美ら海水族館を左手に眺めながら、軽めのアップダウンを繰り返し、次なる登り「今帰仁の坂」に向かう。
時折、登りで抜け出してみたものの下りで追いつき、を繰り返し今帰仁の坂に入るころには集団は5人。
この「今帰仁の坂」は1.3㎞ 52m up 平均斜度4%であるが、最初の500mで30m上がるのでその斜度は6%。きついが約3分ほど耐える。
その坂の途中で谷本選手が飛び出していった。一人だけの飛び出しだったので、見送る。この坂で5人の集団はやや分断されたものの下りで合流し、一人抜け出した谷本選手を追う。私は、先頭を引くことが多かったが、みなでなるべく先頭交代。
今帰仁の坂から約7㎞過ぎた地点で、谷本選手を発見しプロトン再形成。
ゴールを目指していく。
他のカテゴリーの選手が混じることもあったが、そのままのプロトンでイオン坂へ。
「イオン坂」は600m 23m up 平均斜度4%の短い登りだ。
私はこの5人でゴールスプリントを想定していたが、このイオン坂で國吉選手と二人飛び出してしまった。後ろは数十m後方。ゴールまでは約4.5㎞。下り基調の平地である。
この時、國吉選手から「ラスト2㎞まで二人で逃げ、そこからスプリントしないか?」と声をかけられた。このような誘いは初めてだったが、乗ったほうが楽しそうなので乗ってみることに。
その後、40㎞~50㎞で二人で先頭交代し、ゴールを目指した。
そして、残り2㎞。約束通り、二人でそれぞれドラフティングなしでゴールを目指そうとしたが、後ろの集団から三宅選手が飛び出してきており、作戦変更。最後まで二人で逃げることに。
残り1㎞、700m、500m・・・とゴールが近づいていく。300m時点で私が先頭、その時國吉選手が飛び出す。ゴールスプリントだ。
ただ、私はまだ余力が残っている。すぐ後ろにつき、最後の50mで抜く。
1位でゴールだ。
とてもおおしろい展開だった。
レース後に谷本選手に話を聞くと、イオン坂で足が攣ってしまったとのこと。
確かに、ツールドおきなわは足がつくこと多い。私も2016年大会のゴールスプリントで足が攣ってしまった。暑さもあると思うが、いつもより頑張ってしまうことが原因だと思う。レース中の筋痙攣については、別回で考察したい。
【結果】
1位
50.5km 1hr24m12s
平均時速 35.62㎞/hr 平均出力254w NP262w
【総評】
市民50㎞U39の1位選手が平均時速39㎞/hrであり、嗜眠50㎞のレースはゴールスプリントが40名ほどの集団であることを考えると、集団落車リスク、レースの楽しみの面で自分の力次第ではチャレンジレースを選択することがメリットが多いひともいるだろう。
とにかく、集団で美しい海を見ながら海岸線を進んでいくのは、このツールドおきなわの醍醐味である。
2018年ツールドおきなわ
チャレンジ50㎞ Under39 リザルト